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二、日露戦争の頃
黒溝台の戦い
河州や朝鮮半島をめぐってロシアとの対立が深まり、世界の強大国との開戦に果して勝算を
第11図日清・日露戦争の戦場
得られるかを危ぶむなかで、三七年二月一〇日ついに宣戦布告がなされた。
郷土部隊である第八師団(弘前)管下の歩兵第十六旅団第十七聯隊は、九月一〇日大連に近い柳樹屯上陸、の
ち遼陽、烟台付近に駐屯、その間旅順包囲軍の援助に当たった。日露戦争を通じて、郷土の将兵が直面した最大
の苦戦は黒溝台の戦いであった。戦況の概要を述べ
ると、三八年一月二五日第一七聯隊は黒溝台方面に
来襲せる敵を撃退するため行動を開始し、同夜営盤
付近に露営。二六日大台へ前進、柳條口方向より攻
撃してきた敵歩兵約二〇〇名を大台北端にて撃退し
た。二七日聯隊
第一大隊
を除く
)は午前四時三〇分大台
を出発し蘇麻堡東方に前進、右翼後備歩兵第八旅団、
左翼歩兵第四旅団の中間に、歩兵第三二聯隊の右〓
展開を終え、直ちに戦闘に移った。特に凄惨をきわ
めたのは二八日の数度にわたる突撃で、成功したと
はいえわが方の死傷者も頗る多く、夕刻に至るもな