テキストを表示
)。
種五枚半、製糸機械は御法川座繰機械、飼育法は普通温暖育であった(
秋田魁新報・二七・四
・六及び四・二五付
鹿角郡製糸伝習所は、初めの三年ほど少数の応募者にとどまっていたが、三四年には大湯において七月一一口
から八月九日まで開場され、その定数一五名に対し志願者二三名に達した。翌三五年第九回製糸伝習所は七月二
九日より翌月二八日まで宮川村長谷川に開場されたが、同じく盛況を呈したので、これまで殆ど花輪毛馬内両町
での開設であったことを改め、各町村の輪番開設とするよう決めている。
三四年から鹿角郡蚕業同業組合が組織されたが、みるべき実績はなかった
『鹿角郡産業調
査書』養蚕ノ部
。四〇年の時点で
各町村ごとの養蚕状況は、第一八表の通りである。
またその前後の養蚕事情について各町村の『事務報告書』等は次のように述べている
『村三八年、桑苗木共同購入を勧誘し、本年度三、四七〇本の植栽をみた。爾後毎年桑苗補助費を支出している。
臼川村四一年養蚕戸数は年々増加し昨年春蚕飼育戸数四三戸に達した。前年に比し五戸の増加である。また稚蚕共
同飼育所を設け、教師を雇入れ実地教授に巡回させた。
四二年昨年春蚕飼育四十八戸、さらに五戸増加した。秋蚕飼育一戸、これは昨年始めての飼育である。巡回
教師と稚蚕共同飼育所を設けた結果、六、九四四蛾、収繭高四九石四斗の産額に達した。
四三年春蚕戸数二〇戸、前年に比して二八戸を減じた。秋蚕戸数六戸、郡より蚕種無償配布のため五戸の増
加があった。
化輪町四一年養蚕奨励のため本年桑樹植栽本数一、〇一七本、植栽人員九名である。県の方針に基き共同蚕病消毒
及び共同稚蚕飼育を実施。消毒坪数二〇二坪、同上蚕箔数二、五八〇枚、同上戸数一六戸、共同飼育掃立蛾
数一、五五三蛾、同上蛾量五九匁一分、共同戸数一三戸