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に移されたが、一〇日から一二日迄に二四九頭のうち糶払牝馬一四頭・牡馬一〇二頭、最高価格牝馬で一五七円

牡馬一〇〇円、平均価格牝馬一八円六三銭三厘・牡馬三二円一三銭一厘であった。また濠州産牝馬県内一九〇頭

の貸下について好機到来と各自先を競い、希望者四八人の六〇頭にのぼった云々と。

四〇年代における畜産界の状況は、秋田魁新報の記事から要約すれば次のようである。

○軍馬購買官土肥原騎兵少佐一行は毛馬内町糶場において三頭、花輪において五頭を購入した。牛馬品評会は糶場開設前

に開催したので、糶場の売買価格は例年より二割方高価であった(秋田魁、四〇・一〇・二一付)

○花輪の村木新太郎氏は鹿角郡牛馬品評会に牡馬を出陳し、一等および三等を得銀盃を下賜されたので、過日風柳館で祝

宴を催した。右の馬はいずれも二回雑種、鹿毛の二歳である(四〇・一一・三〇付)

○産馬奨励金授与・五〇円の部に、神龍・鹿角大湯諏訪冨多、山本・鹿角毛馬内山本幸蔵、とみえる(四三・三・二六

付)。

○去る二〇日、鹿角郡第四回牛馬品評会を小坂村に開会した。式場は康楽館隣りの空地に設け、その周囲には牛馬を分け

て一頭限りの区画に収め、番号を附して審査に便ならしめた。受賞は牛馬共二歳、一等賞・鹿毛牡馬曙村佐藤録太郎、

二等賞・黒鹿毛牡馬宮川村阿部善治/青毛牝馬大湯村谷地文弥/黒鹿毛牡馬大湯村清水秀太郎、三等賞・鹿毛牡馬七瀧

村成田玄太郎/青毛牡馬曙村根本五郎/黒鹿毛牝馬大湯村諏訪已代治であった(四三・九・二五)

○今回馬政局より産馬奨励規程に基づく奨励金を授与された県内八四頭の内、鹿角郡四頭二二〇円。牡馬の乙(一頭五〇

円)糸川鹿角阿部理助(四五・一・一付)

○五月盛岡市に開催の第三回奥羽六県聯合馬匹共進会への本県出陳馬は一二頭、うち一頭は鹿角大湯佐々木福太郎の大〓

号である(四五・四・二九)

た(

鹿角の産馬改良に大きな影響を与えた洋種馬として、四一年以来大湯村に導入されたアングロノルマン種ドン

キショット号(鹿毛)と、四四年から曙村佐藤録太郎家の供用となったペルシュロン種アルボン号(青毛)があっ

『鹿角の

あゆみ』

○当時郡内の馬産地として名の高かった北の大湯と南の曙の二地区を中心としながら、これら洋

種馬の導入によって郡内の馬産改良は着々と進んでいた。