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第30表明治19~22年県北三郡民有林の植樹数
第二章産業の発展
*実計不突合円
(『秋田県林業史』から)
上の表にみられるように、一九~二二年における民有山林の植樹
状況は、鹿角郡が断然他郡を圧して全県の四三%-四八%(
一九-
二〇年
を占めている。このように林野面積の少ない鹿角郡が、県内第一位
の造林を実施していることは、ひとり南部領から秋田県に編入され
た鹿角郡民の、旧秋田領各郡におくれをとるまいとする気慨を示し
たものであろうと評されている(
『秋田県林業史』
・下巻九〇頁
)。その後県は植樹
功労者の表彰を行って植林の奨励につとめているが、三四年度の一
等銀盃受賞者として毛馬内町勝又平太郎、立山徳次郎がその栄を担っ
大正版『秋田県史』県
治部第四冊・林業篇
)。
私有林についてはもともとその面積が少なく、例えば四〇年では
国有林九四、五二五町六反歩に対し私有林二、二九九町八反歩、そ
の比率は九七・六対二・四とその占める率はきわめて僅少である。
樹種は針葉樹では杉がもっとも多く、濶葉樹林はならを主として、
ぶな・くり・けやきなど一般に雑木といわれるものである。杉の大
部分は所有者の財産蓄積の目的から合理的な人工造林として植栽さ
れたが、反面潤葉樹林はとくに撫育することもなく天然のままいわ
ゆる雑木林として放置の状態であった。
た(