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第四章教育と文化の展開
第5表小学教則概表
「明治6年「小学教則改正」の付表
教科書は、ほとんど
が欧米教科書の翻訳本
であった。小学校読本
はアメリカのウィルソ
ンリーダーが原本であ
り、福沢諭吉が訳した
「童蒙教草」はイギリ
スのチャンブル著「教
訓的寓話集」が原本で
ある。また教法では、
広く用いられたものに、
スコットの教授法があ
る。これはペスタロッチの直観教授法、開発教授法を根底としたものである
藩政時代の塾や寺小屋と著しく変ったのは、学級を作って一斉教授を行う点である。塾や寺小屋においては、
帥匠が一人一人の進度に従って手習や読み方を教える個人教授であった。このことは三年の寸陰館、五年の郷学
校の教育においても見られたことである。学制発布によって、同一年令の者で学級をつくり、一斉教授による学
級教授という方法に変ったのである。