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連合学区制の採用
川村左学の教育費徴収案は、一八年から実施に移された。各町村で徴収した教育費は郡
役所へ納められ、各学校の児童数に応じて郡役所が配分することとなった。
しかし児童一人当りの必要額が実際には二円九〇銭八厘かかったことと、有資格教員の不足から完全な実施は
困難で、連合学区制に踏みきらねばならなかった。一八年一月、川村左学ほか五人の学務委員から次の分校・巡
回授業所の設置伺が県へ提出されている
「花輪小学校百)
周年記念誌』
)。
鹿角郡第一学区村立小学校及分校等設置伺
一、名称
鹿角郡第一学区村立花輪小学校
同郡同学区村立花輪小学校宮麓分校
(同)長谷川、長井田、松谷、尾去、柴内、平元分校
同郡同学区村立花輪小学校高屋巡回授業所
(同)花軒田、湯瀬、長嶺、熊沢、夏井、乳牛巡回授業所
一、設立の目的
鹿角郡第一学区学齢児童に普通教育を授けんが為め、土地の情況と通学の便宜とを計り、次の通り之を分設す。
花輪小学校小学全科を授る所とす
花輪小学校宮麓分校小学初等・中等科を授る所とす
花輪小学校宮麓分校小学初等・中等科を授る所とす(以下略
(以下略)
このうち長谷川、長井田、柴内、平元の各分校は初等・中等の二科で、松谷、尾去沢の二分校と七つの巡回授業
所は初等科のみである。この伺書は五月に認可され、施行されている。