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実業補習学校
実業補習教育の本格的な振興は、三五年に県から「実業補習教育振興に関する訓令」が出さ
れ、小額ながら国庫補助の道が開かれてからである。
もっとも初等教育の段階でも、二六年に政府の産業教育振興策に基づき実業補習教育規定が制定され「実業〓
従事せんとする児童に、小学校教育の補習と簡易な方法を以て職業に要する知識技能を授ける」としているが、
財政的裏づけもなく、各町村とも設置には消極的であった。またこの年鹿角郡学事会でも高等科に農工商いずれ
を設けるべきかをとりあげ、以後数次にわたって実業教育の重要性と補習教育の必要性を論議しているが、これ
といった進展も見られなかった。
しかし国庫補助法と四四年の郡令による補助規定が設けられてからは、各町村とも続々と補習学校を設置した。
実業補習学校補助規程
第一条町村に於て実業補習学校を設置したるときは、本規程に依り補助金を下付す。
第二条補助を受けんとする町村は、毎年二月一日限り当該学校に要する見込予算、規則書、及び予定生徒員数を具し、
郡長に申請すべし。
但し生徒は一校二十名を下ることを得ず。
第三条補助すべき町村及び補助金額は、当該年度予算の範囲に於て郡長之を定む。(以下略
(明治三四年~大正二年『郡令訓令内訓綴』・市史編さん室蔵)
明治末期から大正にかけての補習教育の推移は第一八表の通りである。尾去沢村では七年から夜学会で補習教査
を実施しているが、その他の町村の大方は補助制度が確立してからである。