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立図書館もなかった。

毛馬内文庫

二〇年八月毛馬内小学校同窓会第一回の席上、豊口鋭太郎が文庫経営の必要を提唱、同窓会文

里として準備をすすめ、三二年八月の総会で正式に「毛馬内文庫」として創設、直ちに図書購

入の募金を開始し同年一一月三日に開館式を挙げた。

同窓会募金の利子をもって文庫経営の資金とし、開設四年後の三六年四月現在の蔵書五八〇冊について、二八

ページ、活版印刷による目録を作成していた。

文庫は小学校に置かれ、管理、経営事務は同窓会幹事と小学校教員が当たったものと思われる

花輪文庫

一四年時の校長川村才太郎を始め職員、同年の卒業生が主唱し、町有志の尽力によって小学校

に青年文庫が設立され、三五年八月同窓会設立に伴い、花輪文庫となった。

文庫設立のねらいは町民に精神的慰安を与えること、中学校に入学し得ない者の唯一の学究の府とし、向学心

を育てることにあり、卒業生はその後も寄付を行い、その充実に努めていた。

四五年における蔵書は八一一冊であった。

このほか小学校には故小田島仁郎を追悼して、同級生が創設した蔵書九〇冊の追悼文庫もあった

その他

庇角における最初の文庫は、二二年小坂の小笠原文吉を記念して設立した「小文文庫」である。

二六年九月郡町村事務会は「町村に文庫を設置するの必要」との指示を行い、その設置促進を

はかった。四〇年大湯村では「大湯文庫」に対し、教育奨励費六一円余を追加計上しその充実をはかってい

る。