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写庁文書の不足を埋める為に活用されたのが秋田県庁文書であり、県立図書館蔵の秋田魁新報でありました。
魁新報は当時を知る情報の宝庫として有効に活用されています。それにしましても、いかに記録の保存が大切で
あるかを痛感した次第であります。
云うまでもありませんが市史の刊行は次のような段階を経て行われます。資料の提供源があり、それを調査確
認し、収集整理し、執筆者による資料解釈と執筆があり、その点検と各分野との調整が行われて原稿ができ上り
ます。更に本に仕上げる為の技術的作業があってから印刷所へ回るのであります。その後数ケ月を要して、校正
を繰返して本ができ上ります。
市史が一巻でき上る迄にはどの部分も重要であります。今回、原稿執筆の一部に遅滞が生じた訳でありました
が、学界著名の方で最も期待申し上げていただけに、ご病気のため変更せざるを得なかったことを残念に思うも
のであります。代って執筆をお願いした方には多大の心労をおかけしてしまいましたが、短い時間のうちに目標
量を仕上げて下さいました。心から感謝申し上げたいと存じます。なお、他の執筆者の方々に対しましても厚く
御礼申し上げます。
なお、三巻(下)については既に内容検討が進められ、編集委員による執筆にも着手されております。一同、
早期刊行に向けて努力しておりますので、皆様のご声援をお願いいたします。
市史編さん室長柳沢兌衛