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沢久明らも顔をそろえた。
一二日、罷業団から交渉委員として川又敬孝、亀山三五郎、渋谷源吾、田中清、小松末治、高屋金次郎、川村
市三郎、桧山五二郎、田村寅常、柳館伝治等が農民組合本部青木恵一とともに鉱山事務所へ至り交渉を申込んだ
が、鉱山側はあくまでも青木との会見を拒否し、交渉委員等はふたたび罷業団の集まる協和館に引き揚げた。〓
の日応援として花輪農民組合から米一四俵、大根五駄が送られてきた。
争議はますます拡大し、鉱夫組合への加入が九〇〇名を越える勢いを示した。一五日罷業団側は協和館に全員
大会を開き、鉱山側の態度が果して三菱本社の方針であるかどうかを確かめるため、代表委員を選んで直ちに上
京させることとした。かたくなに第三者の介入を拒む鉱山側に、争議団の興奮が高まり、一七日五〇〇余名の鉱
夫が事務所に押しよせ鉱山長に面会を強要したが不調におわった。別の集団は青年前衛隊を先頭に、わずかに稼
働していた製煉所を襲撃したので、溶鉱炉の火は絶えてしまった。
一八日、休業職工等も続々と組合に加盟し、組合員一二〇〇名となった。この日午後六時から花輪劇場におい
て開かれた争議批判演説会は、八〇〇余の聴衆を前に黒沢農民組合長の開会の辞に始まり、大沢、川俣、足尾労
働組合上原清二郎が熱弁をふるったが、二〇余名の臨席警官によりしばしば注意と中止を受ける始末であった。
その後、鉱山側も三菱本社も第三者の介入は絶対拒絶するとの態度を変えず、事態は混乱のまま持久戦に入っ
た。二四日、争議団はいわゆる第三者を入れぬ一二名の代表をもって鈴木鉱山長と会見し、新たな一七カ条の要
求事項を提出した。その初めに賃金七割増額を掲げたが、鉱山側は一割増以上は全く譲歩の余地がないとし、さ
らに本社からこれを争議団が了解しない限り休山もやむを得ないとする意向が伝えられた。二六日午後二時から