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拡張工事を行い、毛馬内駅まで省営バスが、延長運転されることになった。ただ、これまで毛馬内駅から十和田

湖まで営業していた弱小業者の鹿角乗合自動車営業組合外三自営業者が、この影響を受けて廃業することになっ

た。もともと、これらの業者の所有する自動車が老朽化し、安全使用に耐えられないものが少なくなかったのも

事実である。

毛馬内駅に隣接して省営バスの青森自動車営業所の支所が置かれ、一四名の職員が配属されていた。バスは、

定員二六名で荷物も積載出来るようになっていて、乗用貨物兼用になっていた。

昭和八年に実施された自動車交通事業法のもとに一路線一営業所という方針が出され、一三年にはそれが具体

的に実行されることになり、鹿角においては、一〇月一日から実施されることになった。従来のバス路線は、花

輪・小坂間が花輪のクラブタクシー、大館・湯瀬間及び大湯・十和田方面が大館の昭和自動車、小坂・大湯・毛

馬内が小坂の豊口・渡邊の二氏であった。これらの業者が協定を結んで、クラブタクシーが毛馬内・湯瀬間、昭

和自動車が大館・十和田間、豊口・渡邊が合同して組合を作り従来の路線とした。

さらに戦局の拡大に伴い、一六年にはバス全車両の代燃化が、実行されることになった。そして一七年八月、

秋田県ではバス事業統合の実施要綱を次の様に定めた。

秋田県旅客自動車運輸事業統合実施要綱

第一、統合の目的

現下激増する交通需要に対処するためには現有車輌施設を以て輸送力輸送施設の最高度の活用を図り、刻下の事業難を

打開して重点的なる運営を為すを要し之がため右要請に対応せる形態を確立するものとする