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第二、統合地区

秋田県内旅客自動車運輸事業を第一地区県北地方(米代地方)、第二地区中央地方(秋田地方)、第三地区県南地方(横

荘地方)、第四地区秋田市の四交通圏に分ち当該交通圏毎に事業の統合を行なうものとする。

(中略)

第五、統合は昭和十八年三月末迄に完了するを目的とす、各地区内被統合事業者は次の通りである。

第一地区、米代地方(県北)統合主体新設会社、被統合者は昭和自動車株式会社、八幡平乗合自動車合資会社、小坂

乗合自動車合資会社高橋与吉郎、大館バス株式会社、丸高自動車合資会社(下略

県北地区は適当な統合主体を決定することが出来なかったので、各事業所の持ち寄りによって新会社を設立す

ることになった。山本・北秋田・鹿角三郡の一三事業者が統合し、秋北乗合自動車株式会社として、本社を大館

に置き、資本金六〇万円で設立した。

運送業の発展

理送業者の業務内容は自動車や鉄道の発達に伴って、大きく変わってきた。これまでよりも

距離・大量・迅速の輸送が可能になったことにより、全国組織の内国通運会社だけでなく、

他の中央の運送会社とも取引が行われる様になった。鉄道の開通により駅の周辺に、運送業者が店舗を構えると

うになり、秋田鉄道扇田駅前に本店を置く佐藤運送店(丸佐)は、尾去沢駅(現土深井駅)・毛馬内駅の開業に

伴い支店をそれぞれの駅前に置き尾去沢鉱山の鉱石・物資の輸送を扱っていた。毛馬内駅前には、このほかに丸

通・山口の商標の運送会社が、営業していた。秋田鉄道開通後の花輪駅前では丸通(根市運送店)・丸合(花輪

運送店)・山佐(佐藤運送店)の三業者が、営業していた。

このうち根市運送店は、大正一二年の花輪駅開業と共に駅前に店舗を新築しており、内国通運会社の取引店と