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四月には更に郵便物の取扱制限を強化し、小包郵便物の引受停止、自局引受で自局配達の速達郵便引受停止等が
実施された。
また一八年には、戦局の悪化で男子職員が戦場に派遣されるため、人手不足と輸送機関の窮迫により、業務の
運行はますます困難になった。一九年には通常郵便物を配達するのが精一杯であった。郡市部の施設は戦火で壊
滅的な打撃を受け、要員不足も極限に達していたのである。
こうした中、職員の士気を鼓舞する策として紀元二六〇〇年の紀元節、一五年二月一一日に詔書とともに内閣
から告諭が発せられたが、逓信省でも訓諭と職員従業員の日常実践すべき訓示「逓信訓」が制定され、局内に吐
り出して毎日唱和した。
逓信訓
生ヲ皇國ニ享クルノ歓喜ニ燃エ、至誠一貫逓信報國ニ邁進ス
一勤労ヲ愛シ智能ヲ磨キ、公益ノ増進ニ努力ス
礼節ヲ尚ビ規律ヲ重ンジ、懇切正確敏速ヲ期ス
一明朗ニシテ剛健、常ニ心身ノ鍛練ニ努力ス
和衷協同総力ヲ発揮シ、皇運伸展ノ先駆タルヲ期フ
昭和二〇年八月一五日終戦を迎え、軍事郵便関係の法令はすべて廃止され、郵便規則から陸海軍関係の規程が
削除された。その反面、連合国占領軍の行う郵便物の検閲など、今度は戦時下とはまた別の厳しい状況の下で行
われ、民心の安定に重要な役割をもつ民主的な郵便制度の復活は、等しく国民の待望するところであった
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