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第4表町村別田地所有分布(大正9年)
(『鹿角郡産業調査書』による.
経営規模
大正期における経済変動の大きな振幅のなか
で、農民階層の構成変化も徐々に進行しつつ
あった。まずその耕地農家戸数は、第五表のごとき動態を示し、
明治末年から大正九年までの一〇年間には歴然とした開きがで
ている。
農家戸数の増加について、『秋田県産業調査参考書』は、そ
の主要な原因は本県農家の二、三男の分家独立によるもので、
これらの農家は既存の農家に比し経営面積が少なく、かつ自作
地は一部分で多くは小作地によって一家を立てるものが多いと
説いている。第六表にあらわれたところでも、人口の停滞に〓
して戸数そのものはかなり増加し、経営零細化の傾向をたどっ
ている。
つぎに、耕地規模別にその所有分布をたどってみると、鹿角
(
小坂・七
)は五反歩以下がすでに四三パーセント、それを含め
瀧を除く
た一町歩までの規模が全体の七二パーセント、七割をこえる。
まさしく耕地所有の零細化、細分化の進捗を示している。郡内
八町村のうち、一町歩以下の耕地所有者は錦木村がもっとも多