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補助金の増額をはかった。また県内に産業組合未設置の町村をなくすることとしたが、この時未設置町村は四二

とされ鹿角は大湯、錦木二カ町村であった。

翌八年、曙村では農村更生五カ年計画を立て、産業組合中心の金融、副業増産による収入増加、生活合理化に

よる経済立直しを主要な柱とした。同村更生のモットーは、全戸副業化の徹底にあった。一〇年八月の新聞報道

によると、「全村統制の工場化」の見出しを掲げ、木炭は五カ年計画目標の二〇万貫をすでに突破し、製産二刀

万貫、六万俵実現が間近となった。醤油あけぼのの醸造もすすみ、本年の造り込み一〇〇石、生産一五〇石となっ

て一升最高四五銭最低二〇銭に販売、小坂鉱山購買組合に売られている。ほか藁工品、養蚕、養鶏、養豚、蔬菜・

果樹、木材・林産物も計画通り順調な伸びを示した、としている。ほかに経済更生の県指定村として宮川村と尾

去沢村があった。

各町村の経済更生計画は、農事の改良、共同作業の推進、副業奨励などのほか勤倹貯蓄、家事の改善・節約、

負債整理・納税完納、社会奉仕、時間励行といった多分に精神的なものがとりあげられていた。

一二年、経済更生特別指定村となった曙村は、事業達成にはまず先駆者的人物の養成が必要であるとして、村

八四

立青年修練農場の開設を実現した。修練期間の長期は一年、短期は随時とし、二階建本館一棟

)、農舎・畜

舎二棟一

二一一

坪余

)、農業実習地として水田七反三畝、畑地二町二反、原野三町一反八畝

内一町歩

開墾見込

)、山林七町歩。家

畜は馬一頭、豚四頭、鶏、兎、農具としてリヤカー四、馬車一、製莚機三、製縄機二、発動機一その他必要機具

を備えていた。七月の開場式は県知事、地方課長、営林署長、各町村長、学校長、尾去沢鉱山長など多数の来賓

によって盛会をきわめた。