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第二節畜産と林業
一、畜産の振興
家畜保険組合
大正四年畜産組合法の公布により、これまでの秋田県産牛馬組合は秋田県畜産組合と改称さ
れ、本県の畜産改良に尽力することとなった。本来農業経営においては、適当な家畜を織り
こんで、耕種と畜産を不可分に結びつけ、厩肥の自給、畜力の利用、地力の維持、余剰労力の活用、現金収入等
をはかることは欠くべからざる条件であった。
この県畜産組合の大正五年における組合員数は、第二五表にかかげる状況を呈していた。馬生産者は県北三郡
のなかでも下位にあったが、牛の生産・飼養者は全県三位、牛馬生産・牛飼養者は全県の首位を示していた。組
合では組合員の生産による駒・犢を各市場において糶売にかけ、その糶売代金のうちから一定割合の仕法金を徴
収し、運営の財源とした。仕法金は、明治四四年外国種牡馬輸入の必要から一〇〇分の一〇に増率され、大正八
年一時一〇〇分の八に減じたが、同年再び一〇〇分の一〇に復している
また大正に入って、各郡の種牛馬区の活動がさかんとなり、鹿角種牛馬区においても産馬改良や種牛生産のた
め品評会、共進会、各種講習会を開催している。同九年から種牛馬区に技術員を置くことも奨励され、一一年か
りは区の仕法金一割五分に相当する事業資金が交付されるようになった。さらに一四年、その区の仕法金一〇〇