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た。同氏経営の苗圃は数カ所を合して約一四町歩、販売は杉その他で一〇〇万本に達するという。つぎに尾去沢
国有林新堀のアカシヤ防煙林に至ったが、花輪小林区署造林地の同処は現在数二万本以上をかぞえ、附近林地の
保護にあてられている。のち尾去沢鉱山を視察し、大湯温泉にむかった。翌日、大湯村谷地富之助私有林におい
て大林区署技師による杉材間伐の実地指導をうけている。閉会式は、正午同村役場で行われた。
また一方、郡内私有林の状態についていえば、杉の老令林はほとんど伐りつくし現在一五、六年のところが多
いとされ、また落葉松等も最近の植栽にかかるものである。その共通の弊害は間伐作業の不充分なことで、造林
家がこの点を覚醒するならば、とかく不振の本郡林業も面目を一新するであろうと評されていた。
補助金等
そでに大正八年政府は、公有林野の造林の普及徹底を期するため、公有林野造林奨励規則の
部を改正した。それは従来の奨励金が公有林野の管理区分案、入会整理案、施業計画案に要す
る県の費用に対しての補助であったが、さらに部落有林野統一案や防火線増設などに対する補助金を加えたもの
であった。
第40表国有林野所在町村
国庫交付金状況
大正末から昭和へかけての各種補助金の交付状況の一部をみると、大正
二年度部落有林野統一補助金の鹿角分は、面積八五二町歩に対する交付
金額六八二円であった。同一三年度県公有林野造林補助費は、鹿角郡統
地(曙・大湯・毛馬内)へ一、二六八円、従来規則による花輪ほか二カ村
へ三九六円の交付となった。
また国有林野所在町村に対する国庫交付金は、いよいよ昭和四年度から