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れず、先細りの形で勢いを失ったのは残念なことであった。
農村工業
新しい時代の流れのなかで、いくつかの伝統工芸的な物産が次々と姿を消していった。例えば
鹿角時報昭和五年六、七月頃数回にわたり花輪「沢小路関の樺煙草入」の広告が掲載され、過
去の樺細工盛行の影を曳いている。また同九年の本県「漆器産額」統計には鹿角の製造所一戸、従業者二人、産
額三五〇円と、未だわずかにその存在を保っている。
県が昭和九年に立案した農村工業奨励一〇カ年計画には「鹿角郡果実、マルメロ加工、山菜の壜罐詰、筍
蕗等の加工、木工等の工場または分工場」として掲げられている。次いで県の昭和一一年度農村工業奨励事業助
第〓表鹿角の農村工業