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成対象として「鹿角郡農村工業販売購買利用組合連合会」があげられ、おもな事業種目を木工(各種柄類)・曹
産(山菜加工)としている。この連合会をなおくわしくみると第五五表のようになる。
本郡の罐詰製造については、大正一二年『鹿角郡統計要覧』に製造戸数七、数量二万〇、八九四貫、価格三万
五、〇六六円と示されている。当時の地元新聞には、特産罐詰マルメロ、水蜜桃、桜桃、マルメロ蜜などの広告
がよくみられる。
小
なお昭和三年大湯浅井末吉(
)らが中心となり、日本農民美術研究所木村五郎を講師とする農民美術講習△
魚
を開き、四種の木彫風俗人形のサンプル製作にとり組んだ。この作品を十和田土産大湯木彫人形として売出すこ
ととなり、大湯農民美術生産組合が結成された。各方面に好評を博し、六年県工芸品競技会において「木彫橇遊」
長谷川義蔵が二等賞に入った。その後も木彫人形は九年大阪三越開催の東北銘産品陳列会など、各展覧会に出品
されている。
電力事業
鹿角の発電事業は、大正三年九月鹿角電気株式会社の設立に始まった。同社は本社を花輪に、
瓦斯力発電所を毛馬内に置き、当初の点燈数花輪町六〇〇余、毛馬内町四〇〇余で、四年一日
から点燈を開始した。同五年一〇月、かねて同社より電力を供給しつつあった小坂電気株式会社(
大正四年
三月設立
)を合
併したため点燈数三、〇〇〇余に達した。
大正八年九月に、ともに瓦斯力発電であった鹿角電気株式会社と大館電気株式会社が合併し、新たに米代川水
電株式会社を設立することとなった。同社は、合併二社から引続き秋田木材常務取締役菊池秀吉を社長とし、監
査役に毛馬内内藤順吉、花輪石木田新太郎が参加していた。すでに米代川上流宮麓地区の発電工事認可を申請し、