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店の登記公告は、秋田魁新報五月一二日付公告欄に

秋田県鹿角郡花輪町字上花輪百弐拾九番地

大正九年四月弐拾七日支店設置ニ因リ本登記ヲ為シタリ/右大正九年五月四日登記

と記載されている。すなわち秋田銀行花輪出張所は長年寺角村木邦松宅跡に、盛岡銀行花輪支店は工藤彦助宅跡

の、もと秋田銀行出張所の場所にそれぞれ設けられた。

その後、同一一年四月盛岡銀行は大湯に出張所を開設し、花輪支店を母店として事務を行った。また同年八月

には大館銀行が、毛馬内に出張所を開設した。大館銀行は、大館町長小林定修の呼びかけにより株主約四〇〇名、

資本金七〇万円で、大正一〇年一〇月大館町馬喰町一四番地に創立された。のち昭和三年九月羽後銀行に併合さ

れ、毛馬内出張所は廃止となった。

ほかに、京和銀行の支店が花輪町大町の関長十郎宅

現在の関小

市商店の所

で開業していた。京和銀行の本店は仙台にあっ

たが、のち大正一四年四月東京区裁判所において破産を宣告された。また一二年一〇月、安田銀行は同系一一行

の大合同により、資本金一億五、〇〇〇万円日本最大の安田銀行を組織するため、花輪・毛馬内両出張所を整理

し引揚ることとなった。しかしその花輪出張所は、翌一一月から新設の第四十八銀行花輪支店に業務が引継がれ

当時の地元紙は「第四十八銀行支店の開業」という見出しでつぎの記事を掲げている

久しい間出張所を設け郡内の金融機関として存在した安田銀行は、今回閉鎖して九月三十日限り引揚のこととなりたる

た。

処、秋田市に本店を有し、本県に於ける最も古い歴史と信用を有して居る第四十八銀行は、支店を花輪町に設け、安田銅