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〓一五年四月一二日、開校式並びに第一回入学式が盛大に挙行された。入学生徒は一年、二年ともに五一名、
多数の来賓、生徒父兄の参集は同校に対する地域の期待の大きさを思わせるものがあった。
〓昭和二年一一月、花輪町臨時町会が開かれ、実科高女を県立高等女学校に移管することについての審議が行
われた。昭和三年から県立へ移管するためには、花輪町の支出と寄附について次のような条件が示されていた。
一、昭和三年度
昭和三年度(一)敷地四、〇〇〇坪、県の指定する土地を地均しの上寄附のこと(二)金九、〇〇〇円也、県経
常費へ(三)金一万一、〇〇〇円也、建設費へ(四)現在の割烹室及び洗濯室(五)現有校具一切
二、昭和四年度金三万円也、建設費へ
三、昭和五年度金二万円也、建設費へ
この運びとなったのは関善次郎
県会
議員
)の尽力が大きく、通例では設置のために多大の運動費と寄附金が必要
であることを思えば、七万円程度の町寄附にて事足れりという破格の好機を見逃すべきでないという各議員の音
見が強く、満場一致の賛成となった。
昭和二年一二月開会の通常県会において、花輪高等女学校昇格が議決され、ひき続いて花輪町会では予算計上
その他寄附に関する町会決議等一切の準備を整えて県に提出、県は文部省の認可を得る手続を進めた。三月二七
日、文部省より設立認可の旨電報をもって通知があり、県は直ちに県視学高橋熊五郎を事務取扱主任として発令、
卒業年限を本科四カ年とする生徒募集に入った。現在実科高女在学の生徒は二年生を四年に、一年生を三年に編
入し、新たに二年は高等科一年修了者、一年は尋常科卒業者から出願させ入学考査によって許可することとなっ
た。かくて四月二〇日、晴の開校式と入学式が花輪小学校を式場に挙行された。