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未草
山萩にいとなむ蜂の往ききかな郊
陽炎や曳ずり運ぶ厩肥未〓
山独活に生味噌つけて杣昼餉虹谷
ゆれている紫苑の花の高さかな青
青蛾
合同句集「句聚」は昭和一四年「俳味」五周年を期に刊行された。編集発行人岩館雨香、久保田昔也。発行所
は花輪俳談会。序文を艸于が認め、「俳味」誌上互選三点以上ならびに艸于選句中より四二名の六一四句を収録
している。
曙月
野焼する煙の中の大樹かな野人
お茶出せば遍路静かに笠とりぬ曙日
末っ子は裸御免の昼餉かな雨
啄木鳥の木つゝく木魂春に入る昔
縁日の梅雨に入る灯を列ねけり樹人
樹人
列挙すると、奈良野人、豊口曙月、岩館雨香、久保田昔也、三浦三橋、小田島樹人、阿部胡六、鎌田露山、阿
部悦女、小田島正子、工藤栄子、木村湖山、石井純、佐々木冬湖、川村喜久女、川村不醉、小田島水鳥子、小田
島艸于、望月松籟、野中草杖、中山普天、西宮裟陀、大山大峨、宮城一杉、大里桜沙糖、大下八重子、佐藤六食、
豊口由多賀、佐々木山彦、渡部新樹、渡部石鳥、小田島青蛾、阿部稚草、稲垣薮中、豊口静蓮、奈良弘女、栗山
照子、鈴木逸歩、佐藤初山、坂本秀声、関昌子、工藤葦井子。「俳味」はほとんど岩館雨香が独力で発行してい
たが、一八年頃に花輪を去り、その後を小田島艸于が引き受けて二〇年代へ至る。
る。
鹿友会誌」は明治二四年から昭和一八年終刊まで東京から発行をつづけ、郷土と在京人の心
の懸け橋となっていた。その寄せられた歌句にも、時代の種々相が綴られ興味ぶかいものがあ