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第一節戦時体制の強化
翼賛政治
日中戦争が長期化し、やがてヨーロッパに第二次世界大戦が勃発した。昭和一四年(一九三九)
九月、まずドイツ陸・空軍がポーランド進撃を開始し、二日後にはイギリス・フランスがドイ
ツに宣戦布告した。翌年六月イタリヤがイギリス・フランスに宣戦布告を行い、欧州の戦火は拡大するばかりで
あった。
同一五年七月、米内内閣総辞職のあとをうけて第二次近衛文麿内閣が成立した。近衛は組閣以前から強力な挙
国一致体制をめざして、いわゆる新体制運動に乗りだしていた。この運動は従来の政党を発展的に解消し、国民
の政治力を結集した新党樹立を図るものであった。七月、新内閣のもとに新体制準備会が誕生し、一〇月大政翼
資会の発足をみた。内閣総理大臣が総裁となり、各知事がそれぞれ道府県支部長を兼任し、全国民をその統制下
におく強力な政治組織であった。その大政翼賛会発足の日が下部組織となる部落会・町内会等整備要項の訓令の