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法を制定し、翌年三月七日施行した。この警察法は、従前の中央集権的国家警察制度を根本的に改革し、警察を

目治体警察と国家地方警察の二本立てとする法律であった。それによると、自治体警察は人口五、〇〇〇人以ト

の市街的町村は、それぞれ自治体警察を維持し、それ以外の地域を国家地方警察が担当する。そして、これらは

独立対等の関係におかれ相互に指揮監督を受けないものとされていた。

これによって、郡内に設置された自治体警察は、花輪町、尾去沢町、毛馬内町、大湯町、小坂町の五カ所であっ

た。鹿角郡一〇カ町村のうち、七滝村、柴平村、錦木村、宮川村、曙村の五カ村は自治体警察を設置するまでも

ないとされ、国家地方警察北鹿地区警察署花輪警部派出所に一括されその管轄下に置かれた。

自治体警察の庁舎は、花輪は警部派出所の二階に間借りし、毛馬内は毛馬内小学校脇の隣地に新築して発足し

た。尾去沢は初め役場二階、後に軽井沢に新築、大湯は字中田に新築された。この自治体警察制度は、二九年六

月三〇日まで存続したが、花輪町、大湯町、毛馬内町は二六年一〇月一日に自治体警察を廃止、国家地方警察秋

田県本部花輪地区警察署に統合された。花輪には警視の署長、毛馬内には警部派出所、大湯には警部補派出所が

それぞれ配置された。昭和二九年七月一日には、第二次制度改革により自治体警察は廃止され、秋田県警察一本

となって発足し、郡内は花輪警察署に統合されて現在に至っている。