テキストを表示

第2事村の人口・面機規準

昭和29年5月現在

議の結果を同年五月町村合併計画案として答申したが、

そのうち鹿角部分は「花輪町、尾去沢町、宮川村、曙

村、柴平村」、「大湯町、毛馬内町、錦木村」、「小坂

町、七滝村」の三ブロックの合併が原案となっていた

県の合併計画は、必ずしも鹿角の人々

の同意を得るところとはならなかっ

南部の合併

た。既存の一〇カ町村には、それぞれの歴史性にはぐ

くまれた独自な地域カラーが染みわたり脈打っていた

のである。

当時の状況を端的に伝えている『鹿角を語る』

田口定

吉著

の表現を、そのままかりると次のようであった。

花輪町と隣接している尾去沢町と合併することは、一番手っとり早い話題になるのだが、尾去沢では合併して得るものは

なにもない。合併すれば損だという考えが強い。何しろ平衡交付金がない町はこの町だけというのだから、他の町村とは

事情が違う。宮川、曙村ではすでに中学校

注‥組合立

鹿角中学校

を合併している程であるから、合併可能性は一番強いと思われ

るが、この両村には部落財産というものがあって、これは生活の上に重要なものがあるので、これを各人の損得のないよ

うに決める事は難中の難という事になるので、ここにも合併はイヤという空気が濃い。七滝は、小坂と毛馬内と大湯に分

割合併などと話題になるのだが、これは合併の相手側の方で希望しない。七滝は細長い村だけにこうした村と合併しても、

役場の仕事はふえるばかりで複雑にだけなる。人口は不足であるけれども、その面積は毛馬内などよりはるかに大きい。

無理に合併させるという事になれば、兎に角鹿角の場合合併希望という処は一ッもない。