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折角の正月下駄に雪解泥艸王
艸于
きりたんぽ芹の香おりのよくきいて松籟
同三八年一月号に同人に推薦された望月松籟について、同三八年一一月「五十句集序」で手古奈は「写生の
大道をひたすら進む実作家」と評した。
この頃同誌に句を寄せているのは、艸于、胡六、鈴蘭女、冬園、露山の五人である。三二年艸于の句碑が花輪
桜山公園に建った。「籬結わすたゞ春水をめくらして艸于」、虚子の祝句は「春水のその人と為りなつかしく
虚子」、同三四年艸于句集「春水」が刊行された。
昭和三七年、阿部悦女の三回忌の供養に夫の胡六の俳句を共に刻んだ句碑が恩徳寺境内に建てられ、一〇月一
八日、除幕式を行った。
菊日和つづいて今日もしづかな日悦女尺八は一本の管月の秋胡・
同三八年「十和田」誌は手古奈選「雑詠」巻頭を三月号鈴蘭女、七月号艸于、一〇月号「同人近詠」に露山
鈴蘭女、胡六、松籟が出詠している。
「十和田」誌は昭和二八年から連句欄を設けた。鎌田露山が担当したが、懇請によってその師の林大馬が捌く
ことになった。虚子が二五〇号に寄せた祝句を発句として同年一二月号までの付句を誌すと、
雪降れど嵐来れどものかはと2円
雪降れど嵐来れどものかはと虚子力かぎりに縛る薮巻仙
艸于
たまにくる魚屋干物ばかりにて艸人木話上手に笑はされをり空
古き世の白壁土蔵月に映え露山
露山