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化輪俳談会は四七年一〇月、合同句集『ほそぬの』を刊行した。阿部胡六の序文は「花輪俳句百年」と題して
懐旧の情に溢れ、資料的価値が高い。花輪、毛馬内、八幡平及び小坂町と大館市の俳人も含めて四四名、一五句
ずつ総句数六六〇。
文学があり音楽があり冬籠胡六
句の机青くるみあり栗もあり松軒
節分に児にせがまれて鬼の役志知郎旅を来し古都にまぶしき夕桜〓
人愛しかくて年の瀬過ぎゆくも青峨
少年の口笛に野火燃え上る甘露フ
すやすやとみどり子ねむり暖かし鈴蘭女友の恋わが恋遠く秋桜昌
昌子
田
ほかにはる子、光征、朝彦、想仙、節子、童〓、余花、朔風、六色、秀雄
)、イサ、少翠、しろし、新子、
畑
石鳥。『胡六句集』は、四九年二月刊行された。句集の序は県知事小畑勇二郎と増田手古奈。また、巻末に「川
わが青春
上澄生と私
」として胡六の文があり、「あとがき」を小田島青蛾が記している
の交友録
胡六
なつかしき深雪の里よ人々よ胡六古典文学古典音楽冬籠胡
英語の教師として英文学が本業であった胡六は、趣味の広さで知られた。その句風は「本質的に浪漫的な、色
青
彩的なものにその特色があるのではないか」
、また「英文学者としてそのモダンさと、日本の伝統文化とを
蛾
併合した独自の境地に立っていたようである」
『鹿角の
俳人』
)。句集刊行の四九年六月に胡六は没した、八二歳。没
後『胡六句集梵鐘』が「六日句会」によって五八年に刊行されている。
手を挙げて秋雲を呼びとめんとや胡六小夜時雨八幡平は雪ならん胡
花輪の「六日句会」は、胡六が四七年からの指導で五七年に一〇周年記念句会を催している。