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それだけだ

とび散り舞いあがり

ひとつの解体は

すべてを麻痺させる

街から街をさまよいながら

何も変りはしない

むしろ解体は

きみの不安を真っ白くぬぐいさる

あとはたヾ

街のリズムは合せるだけ

それだけのことだ

「文芸はなわ」の創刊号

昭和三二

年一二月

)から第五号

同三五

年八月

)までに牧五十三、野田比呂志、三ケ田俊夫、瀬木昌子

田中三四二、斎藤勇一、田賀五十、米田国彦等の詩が収載されている。

前田正治は、四三年に第九回晩翠賞受賞、五〇年より五六年まで花輪高校教諭、詩集に『光る岩』ほかがある

文学

市内の文学サークルに目立った動きはないが、市出身のいわば第二世ともいうべき層からは、

錚々たる作家の輩出をみている。

石川達三一

明治三八

昭和六〇年

)は、父が毛馬内出身の石川祐助、昭和五年『蒼氓』で第一回芥川賞を得、戦後多くの作

品を発表し社会派作家といわれた。日本文芸家協会、日本ペンクラブ各会長となる。

和田芳恵

明治三九-

昭和五二年

は北海道に生まれたが、父は毛馬内出身の和田伊太郎、戦前「日の出」、戦後「日本小

説」を編集していた。樋口一葉の研究で名を著わし、昭和三一年『一葉の日記』で日本芸術院賞を、同三八年

『塵の中』で直木賞を受賞した。五二年に『暗い流れ』が日本文学大賞、同年『雪女』が川端康成賞を受けてい

る。