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営する。妻の美恵子は東京都出身、武蔵野美大卒、二科展奨励賞他入選十数回、無所属
郷土における美術家集団として、カレル会が絵画の第一回展を開いたのが昭和四二年のこと。カレルとは生理
字者アレクシス・カレルのことで、その思想に魅せられた工藤寿夫を中心に集った、武石佳久、麻生千代治、大
越智志男、谷地克司らの数学、理科の教師たちであったが、ボスと呼んだ工藤が絵を描いていたところから、皆
で描くことになり、これにプロの内田慎蔵、仙台正利、伊藤美智子らのゲスト参加を得て第一回展とした。のち
に小田島由男、成田伸溢、袴田宏基、奈良勝雄、佐藤房子、さらに花輪・十和田両高校生、一般市民も加えた絵
凹展となって、五二年まで一一回続いた。その後発展して鹿角市絵画展の開催となった。
彫刻
〓
書
田中吉蔵は昭和三年花輪生れ、昭和二一年より相川善一郎に師事して技術をみがいた。県展に
六二年から平成三年まで五回連続入選。恵比寿大黒、聖観音など注文によった製作は数多い。
化輪ばやしの屋台は豪華絢爛と形容されるが、横丁の「須佐男命」、旭町の「南祖坊と八郎太郎」、舟場三区の
「昇り龍」は田中の彫刻による。また下川原駒踊の駒頭、誓願寺欄間など市内にその作品が多い。
昭和から平成へ続く書家としては、毛馬内の内藤多鶴、花輪の文行金沢正司、春香渡部桂子、湘悦佐藤
・サらがいる。尾去沢の連山長崎錬一は明治三〇年生れ、尾去沢鉱山に勤務。尾去沢中学校において書
道の指導に当り、また子供学級などでも書を教えた。昭和五四年度鹿角市芸術文化功労賞を受賞した。また花輪
用野目出身の田中塊山
昭和一
○年-
)は本名春二、愛知県勤労者美術展において最優秀賞六回、優秀賞四回を受賞し
ている。名古屋市住。