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かげ お

かへしの足の小ばしりに、杉の陰路を

ま す あし

すたノへと、露にぬれたる真素足に

かよ

行きこそ通へ、

そで は も

––はららかす袖に葉洩れの

つかひ あきつ こ

日を染めて神の使の蜻蛉子が

みなもと

こ

いのちの水の源を告げに来し日を

さながらに、

あをごま か

せ

かど

青駒飼へる背が門へ。

つつまし

よねしろがわ

その敬虔さ、美しさ、米白川と

ふうりう

もろともに流れたえせぬ風流の

にしきぎ

いわくご ら

い

錦木立てし若児等が色にも出づる

ま

こころばえ

心映、

かみ よ

神代のままを目のあたり

見ると思へば涙し流る。

(「『あこがれ』以後」から

初出「明星」明治三十九年一月号午歳第一号)