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輪御同心二人、御先払にまかり出で、御給人川口勇治殿御迎えにま

かり出る。御宿亭主ならびに肝入、上下にて村外れまで出る。御出

立の節同様なり。

一、根市練蔵、花輪表より伺い御用これあり、田山村御宿までまかり

出で、御逢いなし下さる。御用も相すみ一宿、未明に出立、花輪へ

帰る。

一、同月二十七日雨天、田山村朝六ツ半時御発駕、折壁御番所御乗輿

若旦那様、御痛所あらせられ候につき、御乗輿なされる旨御先手〓

村仙蔵をもって御番所へ御届、御通行御番人両人縁側へも出で申さ

ず、畳の上にすわり一刀をおび、両手を膝へかけ念願も無く張り民

る。

御供方一統、御番所前笠脱ぎ通る。大橋場にて御小休。花輪御給人

寿助嫡子関隆次郎、御迎えの為まかり出る。暫しお休み御歩行、直

直御乗輿、湯瀬村へ九ツ頃御安着。御昼御宿。湯端の直左衛門、御

給人六郎兵衛嫡子佐々木六弥、同村山善右衛門、小田嶋権八、御迎

えの為まかり出る。権八儀、直々若旦那様御供仰せつけられ、御宿

亭主、肝入、上下着用、村外れまで御送迎にまかり出る。

一、小豆沢村大日へ御代参、川村俊平。湯瀬において御宿仰せつけら

れ、御先に出立、御代参相勤める。御初尾、金百疋、外に包み、御

初尾二包相備え、大日別当妙光院、御直詣なし下されたき旨願出に

つき、申し上げ候得ども、両鹿角御境口、騒々しき義これあるに付

御断り、御直詣なし。御出入御給人吉田新六父子、奈良七五郎、茂

治嫡子田村仙之助、佐々木六郎兵衛、同所迄御出迎え。

吉田新六御昼御支度、美をつくし用意、御迎え申し上げ候えども、

御休みあらせられず、大いに残念がり候よし、もっともの次第なり。

三ケ田村肝入卯之助。ならびに老名二人、一の渡り橋の上の平まで

御出迎えにまかり出る。

、花輪御代官所御物書阿部忠右衛門、小豆沢村まで御出迎えまかり

出る。

一、川守田民人、同所までまかり出で、直々御先払同様花輪へ御先立

ち。

、浦しない川の橋ばたへ、花輪肝入高瀬惣助、鶴田村肝入五助、高

屋村肝入多助久保田老名二人、鶴田、高屋村より老名一人あて、

御迎えの為まかり出る。

、赤淵川原迄御蔵入肝入善助、尾去肝入熊之助まかり出で、宿老

検断同断、直々御先払。

、新田町松の木の外れまで、毛馬内九左衛門様御使者来る。村山千

蔵殿三男召し連れ、同所まで御出迎え。

、桜庭愛橘様御使者、同断

、升形外と松の木の東側へ、花輪御同心小頭小沼嘉平太、熊谷理兵

衛、ならびに御同心共一統まかり出で、続いて休息、御家士嫡子嫡

孫まで上下着用、一統まかり出る。

、同所へ、御支配所火の廻り役俊平嫡子川村安右衛門、理七郎嫡子

北郷勝弥、何れも若党、草履取召し連れ、火事装束にて御驚衛の為

出張る。

一、升形外と両側へ、花輪御給人、御与力、御境古人、残らずまかり