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あとがき
大湯南部(北)家御次留帳の紹介も、今回の嘉永四年分で四回目となりました。原本は七冊ある御次留帳の中
で最も厚く、従って資料編もまた厚いものになってしまいました。まだ安政七年、元治二年、慶応二年分が残っ
ており、引続き発行していきます。
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内容は、北家の公式記録であるために、殿様やその家族、家士等の動静が中心ですが、庶民の生活を伺うこと
の出来る記述も少なくありません。酒屋の営業のこと、来満山での木材切出し・川下しのこと、関上村等による
入合論争のことは、『鹿角市史・第2巻上下』の、それぞれ産業、商業及び農業の章で触れられています。また
殿様の動きにしても、盛岡に住む北土佐が、初めて大湯館へ御出ましになり、その準備や肴代の徴収のことが
四月の項に出てきます。
九〇三ページにわたる原本の解読は、石田大三氏と故米田金右衛門氏が当たりました。そして佐藤和子氏が亜
度原本との照合を行い、最後に嘱託の安村二郎氏が全体を校閲しました。
最後になりましたが、様々な便宜を図って下さった原本所蔵者の諏訪氏、また煩雑で困難な解読・点検作
業に当たられた方々に対し、厚く御礼申し上げます。
(市史編さん室主任阿部正記)