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工夫有之候事、亦木積方はすきま無積可申事、積様あしき時は

早く舘洛込焼不同在之候、衣も念入すきまなく遣ひ可申事、衣

二も上中下三段ニ有之候、第一ハわら衣なり、第二はかぬか衣、

其外草衣あしき衣はほたかや等ハあしき衣に候、焼合あしく候

而は歩付之さわりニ相成候、尤難渋有之ものニ候、随分焼合吟

味吹方可致事、焼相出シ候ニは念入無麁末様二相出可申事、若

心得違在之酒代等二眼かくれ候得は澤掴等二焼流れ廻しものニ

相出シ酒代等ニ致候者候間却而釜廻りいたし候ものハ不心得之

儀無之様心を用ひ相勤可申事

一、床屋吹方之次第白吹大工真吹大工功者随分遂吟味召抱可申候、

万一不功者ニ而ハ莫大之御不益ニ相成候事、但白吹大工心得様

之在之といえとも新床や水道之通り様地床之巻キ様中床打方壱

人限り心得有之事、然共私心得を以相印靱子聢と相据土居之突

様風之取方銘々心得有之事二候得共大略覚候程ハ相印候、風ハ

大下りすりはらへくり上り是も焼解ケ方を相考床入申候、床大

工第一なり風取様あしくいかり風下夕はり羽口張り殊之外解兼

候者二候、床大工不功者ニ而は釣之善悪はかり兼申候もの日々

風の当りを見届、得と考可申事、床之入様炭灰ねり加減在之候

こひとうすひと弐ツあり是又気を付床入可申事、床の入様悪敷

候而ハ尻銅あしく上り炭はみしみ在之流し銅ニ相成究而減銅余

計相立申者ニ候、皮へき候而も水打不申様致度心懸候得共、御

銅山ハ釦生ニも寄候哉水打不申候得ハ氷かね申候故是迄水打候

得は皮あしく上り真吹ニてハ湯之さへ様悉く相掛り銅も減申候

もの也、是迄はかひ込斗いたし候尻銅あしく上り候ハ、壱日限

り二尻銅上ケ可申候事、夫ニてハ銅も宜出来申候、口明ケ候節

は随分卸シ切念入しかみに相成不申様卸シ切可申候、麁末在之

候而ハ歩落ニ相成御不益目前相顕候、白吹相仕廻候得は皮詰共

箱江相詰尻銅不残者之切銅拵床屋手子之者御台所江背負申候

閑物之者ともきらからみ関ともに掃除いたしこまかりほげ取方

いたし候閑物沢〓之者とも床屋江入申事堅く可為無用事、殊之

外わざ在之候ものニ候、床屋抱之者沢〓閑物ともに悉クうたか

ひ在之もの也

、真吹大工吹方之次第土居之突様風の取様床入候もの殊之外炭灰

こまかにはたきあらく無之様吟味いたしねは水もうすひ吟味い

たし候而床入可申候、床の入様ねば水之加減悪敷候得は銅面あ

しく上りもの二候間、随分気を付可申候、銅上候節は役人附添

罷在候而致吟味候事、但皮解しより上ケ解迄いろ7〵左之通

、湯前一、さへ銅歩一、大われ一、きく

、小われ一、もみち一、小湯一、さへぎり

、銅歩引て一、かすり一、産解一、はげ

上解一、口からみ一、銅ニ相成候銅上候ニハ勝切面か

きしふ皮あわなと本番二て取申候、釜裏ふたへ付候分ハ閑物と

も取り申候、尤役人吟味之上呉申候銅気有之候分ハ御台処江取

候銅歩引候而吟味之上閑物江相渡候、床番より役人壱人鷄〓持

参いたし候而くたき申候、真吹大工銘々しやくりといへとも功

者不功者有之候、不心得之者も在之候は随分心を付吟味可致候

沸足ハ當ルとあたらぬとの二ツ有〓子あたり不申候得は銅さへ

様早俄取不申候上ケ前ともに渡し候もの故、手子は達者なる者

相抱可申事、上ケ解ハ随分念入とかし可申事、麁末有之候而ハ、

釜裏ふた解兼銅付居候もの二付床屋道具江付銅類可致吟味候事