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り右條々子孫之者無怠慢心二懸可申巾
嘉永年酉六月改
書法心得事
、夫文章の書様はすなほにしてみしかく貴人ほと文字つゝまやか
にして行字に書べきなり、又常々通用せさる文字或はかわりたる
難字世話字抔かくべからす、書事あらば仮名に書べし第一時の用
に達してよろし古よりかなに書事よしと古書二見へたり
一、竪文横文とも端より書出し迄三寸六分明てかくべし又恐惶謹言
より月日また当名まて三寸六分明て書事本式なり、然れ共当世ニ
ハ紙帳大小をはかり帳合宜しき様二見合書べし
、墨つきハ発端より墨こく二行目二三三字まてうすく又墨次べし入
交ならばさる様ニ心得べし亦人の名寺院号国所の名又ハ月日闕字
重字或は色々無之以上之時ハかならす墨を次べし此次第常々心掛
すしてハ其時ニ至り難義たるべし
一、連續の文言熟字等上下放さる様に書べし
一、文字配とて書中に不吉の事を書次へ祝儀の事を書又ハ我事を書
て次貴人などの名をか、さる様にすべし又は何紙にて文字かつか
う相應心得べし
一、闕字といふは至て貴人の名ニハ闕字すべし行の前留りの一字は
かり明る心得して上江揚書べし若書詰らは首をそろへ書べし行の
中程ならハ一字明べし
一、祝儀状は墨こく行長く書べし又折文たりとも表へかへすべから
す又一筆とも何共なくして吉辰上已御婚礼御元服抔初より書出べ
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一、吊状には墨うすく書べし裏江かへさす又重字書べからす脇付な
しに誰様誰殿と初に名を書べからす
一、年号月日は竪紙ならは二行二書ベー
、日付ハ文章より一字さけて書べし判は日付の下我名ハ日付の少
し右江よせ書べし
、宛名は文章と同し頭に書べし追て書返す書貴人への状には書べ
からす進物時ニも書す式正乃用べし
、裏により書べからすゟハよりのやつしらハまいるのやつしな
り是ハ女中の通用なり従ハ自ハ男の通用なり
、封ハ上輩ハ中也〆ハ下也貴人程つゝまやかに書べし
○懐胎の子男女知事
女年十三〇十五〇十七〇十九〇廿三〇廿五〇廿六〇廿七〇廿八〇二
十三〇三十六〇三十八〇四十二〇五十五〇
此年の人ハ二年子ハ男壱年子ハ女也但し五月節句前ニ生ル子ハ男巾
十四〇十六〇十八〇廿〇廿一〇廿二〇廿四〇廿九〇三十〇三十一〇
二十二〇卅四〇卅五〇三十七〇三十九〇四十〇四十一〇四十三〇四
十四
此年の人ハ二年子ハ女也壱年子ハ男なり但し五月節句前は女巾
嘉永元年申ノ十二月忰多吉唐津内町笹川や久兵衛江奉公二遣直々番
頭役相勤ル、取持万年や善吉殿