大曲(おおまがり)の由来

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 明治27年(1894)、大曲は広島開墾地・島松と共に月寒村から分村し広島村が開村します。それまでは大曲はアイヌ語で「ヌプオルオペツ、イナヲ坂、クウナイ」とも呼ばれていましたが、開村当時の公文書に「大曲」という地名が記されていることから、それ以前からこの地名があったことがわかります。
 由来は、明治6年(1873)に開通した函館―札幌間の札幌本道(現国道36号)と関係していて、野津幌川(大曲川)の深い谷を渡るために大きく湾曲(カーブ)した難所の道があったことから、大曲となりました。