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三人はそれからもずっと仁王様のことが気になっていました。
そんなある日、今もその神社を守っている長南鉄太郎(ちょうなんてつたろう)さんという九十才になるおじいさんがいることを知りました。
三人はおじいさんに会いに行くことにしました。
つぎの日曜日。
おじいさんは、神社の前でまっていてくれました。
「ねえ、おじいちゃん、この前来たときにキツネいたんだよ。昔もいたの?」
「きつねか・・・。いっぱいいたなー。畑を荒らしたり、悪さばっかりしよった、冬なんかたべものがないんじゃろうな。買物(かいもん)して帰ってくるとな、ずーっとうしろから、ついてきよった・・・」
「ぼくね、この神社、はじめお化け屋敷かと思った!」
「お化けやしきか…そう云わんでくれ!この神社は、わしらの神社じゃ。ずーっと、わしらをまもってくれたんじゃ・・・むかしは、ここもにぎやかだったんじゃが・・・」
そんなある日、今もその神社を守っている長南鉄太郎(ちょうなんてつたろう)さんという九十才になるおじいさんがいることを知りました。
三人はおじいさんに会いに行くことにしました。
つぎの日曜日。
おじいさんは、神社の前でまっていてくれました。
「ねえ、おじいちゃん、この前来たときにキツネいたんだよ。昔もいたの?」
「きつねか・・・。いっぱいいたなー。畑を荒らしたり、悪さばっかりしよった、冬なんかたべものがないんじゃろうな。買物(かいもん)して帰ってくるとな、ずーっとうしろから、ついてきよった・・・」
「ぼくね、この神社、はじめお化け屋敷かと思った!」
「お化けやしきか…そう云わんでくれ!この神社は、わしらの神社じゃ。ずーっと、わしらをまもってくれたんじゃ・・・むかしは、ここもにぎやかだったんじゃが・・・」
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