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図1-1 小平市の位置と主要都市までの距離 |
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図1-2 小平市の範囲と四辺の経緯度 |
◎は市役所の位置、○は地域センターの位置(1.中島 2.上水新町 3.小川西町中宿 4.小川西町 5.小川東第二 6.小川町二丁目 7.学園西町 8.上水本町 9.小川東町 10.学園東町 11.喜平 12.大沼 13.美園 14.天神 15.鈴木 16.御幸 17.花小金井北 18.花小金井南) |
市域全体の地形は西端が最も高く、東方へ向うに従って次第に低くなっている。市域の最高地点は、玉川上水と野火止(のびどめ)用水跡に挟まれた中島町の西端で、標高九八・二メートルである。一方の最低地点は、市域の東端に位置する石神井川(しゃくじいがわ)の河床で、標高六〇・四メートルである。この位置は、台地を石神井川が七メートル前後侵食して形成された窪地である。このことから、市内の最高地点と最低地点の高度差は約三七・八メートルである。台地上での最低地点は、石神井川河床の最低地点から北方へ約一〇〇メートル離れた位置にあり、標高は約六七メートルである。ここから最高地点の中島町西端までの直線距離は約九、〇五〇メートルであることから、台地上におけるこの間の平均勾配は一、〇〇〇分の約三・四四八で、角度にすると一度にも達せず、約一一・六秒(一度の約六〇の一一)であることを示している。
このように、ほとんど平坦な土地であることから、「小平」の地名が付けられたと伝えられている。