一次調査
工事に先立ち、昭和五六年七月二〇日から九月四日まで小平市遺跡調査会により、遺構、遺物の有無確認が行われた。調査は四mメッシュを設定し、一〇か所のグリッドをⅣ層下位まで、一部Ⅹ層まで掘り下げた。遺構、遺物が発見されたグリッドは調査区を拡張したため、最終的に四七六・八m2の調査となった。調査の結果、縄文時代の陥穴と考えられる土坑が発見されたほか、旧石器時代の所産としてⅩ層中から打製石斧、尖頭礫器、剥片が見つかり、二次調査が行われることとなった。
工事に先立ち、昭和五六年七月二〇日から九月四日まで小平市遺跡調査会により、遺構、遺物の有無確認が行われた。調査は四mメッシュを設定し、一〇か所のグリッドをⅣ層下位まで、一部Ⅹ層まで掘り下げた。遺構、遺物が発見されたグリッドは調査区を拡張したため、最終的に四七六・八m2の調査となった。調査の結果、縄文時代の陥穴と考えられる土坑が発見されたほか、旧石器時代の所産としてⅩ層中から打製石斧、尖頭礫器、剥片が見つかり、二次調査が行われることとなった。
二次調査
一次調査の結果を受けて昭和五六年九月二八日から一二月二一日まで、住宅区域四〇八m2、集会所区域八五m2、浄化槽区域三〇m2を対象に調査が実施された。二次調査では縄文時代の陥穴と考えられる土坑が新たに一基発見されたほか、炭化物片集中が七か所で確認された。出土遺物は、Ⅹ層からの二点にとどまった。
一次調査の結果を受けて昭和五六年九月二八日から一二月二一日まで、住宅区域四〇八m2、集会所区域八五m2、浄化槽区域三〇m2を対象に調査が実施された。二次調査では縄文時代の陥穴と考えられる土坑が新たに一基発見されたほか、炭化物片集中が七か所で確認された。出土遺物は、Ⅹ層からの二点にとどまった。