目次
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考古編
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第一章 鈴木遺跡 -旧石器時代の生活痕跡と近世以降の水車小屋-
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第二節 発掘調査が行われる
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第2期 遺跡範囲確認の時期(昭和六一年~平成二年)
5 平成二年度範囲確認調査(第一地点)【報告書18①②】
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鈴木遺跡の南側の縁辺部、安田電研地点の西側の畑内および、南西側の縁辺部、農林中央金庫小金井研修所の西に接する畑内で、平成二年八月一日から三一日まで実施された。調査は基本的に四mグリッドを一〇か所、一六〇m
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を設定し、概ねⅣ層上位からⅥ層まで掘り下げて遺構、遺物の有無を確認した。旧石器時代の遺物としては南西側の畑内の耕作土上面で先端部破損後の再調整が観察される尖頭器が一点採集された。