目次
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考古編
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第一章 鈴木遺跡 -旧石器時代の生活痕跡と近世以降の水車小屋-
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第二節 発掘調査が行われる
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第3期 中・小規模開発の時期(平成二年~平成一八年)
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2 三共グラウンド南側擁壁地点【報告書19、23、38】
④西側部分【報告書38】
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上記個人住宅部分に引き続き、平成五年一〇月二五日から一一月五日まで、原因者である三共株式会社の負担で小平市遺跡調査会により実施された。調査は予備調査・本調査でのメッシュを延長し、北壁に記録用のセクションを残しつつ、全面をⅩ層上位まで掘り下げた。調査の結果遺構は発見されず、遺物も黒色頁岩製の調整のある剥片二点を含む剥片類が六点、礫が一二点、Ⅴ層からⅩ層にかけて疎らに見られるにとどまった[図1-17]。
図1-17 鈴木遺跡三共グラウンド南側擁壁地点