水車遺構は、折り重なるように発見された多様な遺構群として確認された[図1-24]。すなわち水路(Si)、暗渠(Ak)、水輪(すいりん)(水輪を収める掘り込み:Sr)、溝(Mi)、ピット(小さな孔:Pi)、杭列(くいれつ)(Kr)、礎石(そせき)(So)、土塁(Dr)、かまど(Ka)、根太(ねだ)(Ne)である。これらの遺構は遺構の切り合い関係などの分析から大きく二期に大別され、Ⅰ期はa、b、cの三小期に細分されることが確認された。[図1-25]。
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図1-24 鈴木遺跡の水車関連遺構 |
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図1-25 鈴木遺跡の水車関連遺構の変遷 |