3 平成一一年度小川東町二丁目小川団地内地点[図3-4]

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図3-4
図3-4 東山道武蔵路 小川団地内地点

 平成一〇年度に小平市内で前述の二地点で道路遺構が検出されたことを受けて、原島農園地点での調査の後、さらに北側の東村山市内でも三地点で調査が行われたが、いずれも発見には至らなかった。このため、平成一一年度の調査は、市内で発見された二地点および発見されなかった地点(小川東町ブリヂストングラウンド地点)のデータを地図上で精査し、道路遺構のルートが、当初の想定よりも若干西に傾くことを明らかにした。そこで新たに小平市の北辺、東村山市との市境付近に位置する小川団地内での調査を行うこととなった。調査は小川団地の敷地南端に東西方向に幅約一mのトレンチを四か所設定して掘り下げた。この結果、最も西のトレンチで道路遺構にともなうと思われる東西の溝を確認した。東側の溝は上部の幅六三cm~一・〇九m、下部は不整形(ふせいけい)の土坑が連続する形状を呈していた。西側の溝は上部の幅が六七cm~八六cmあり、下部は方形の土坑が連続する形状を示していた。堆積は約六〇cmの盛土の直下にハードロームが確認され、溝はこのハードロームを確認面としている。溝の覆土は上位に黒色土、黒褐色土が、下位にロームブロックを主体とする層が入っていたが、他の二地点のような硬化面は認められなかった。なお、道路の方向性を確認するため、溝部分を拡張して南北の延長の確認を試みたが、南側は大きく掘削されていてほとんど追跡できなかった。