調査の方法は、新庁舎建設予定地が平安窪の最奥部(さいおうぶ)に位置するため、地形が南から北に向かって傾斜していることを考慮し、予定地の東側のラインに沿って南北一四〇m、幅八mの大グリッドを、また南側および北側のラインに沿ってそれぞれ東西三六m、幅八mおよび東西一六m、幅八mの大グリッドを設定し、その中に四m四方の試掘用小グリッドを設け、その一部をⅤ層まで掘り下げるという方法によった[図5-2]。
図5-2 小平市新庁舎建設予定地 上:グリッド配置図 右上:土層セクション 右下:出土遺物 |
1 発掘調査が行われた経緯と方法
図5-2 小平市新庁舎建設予定地 上:グリッド配置図 右上:土層セクション 右下:出土遺物 |