民俗編 凡例

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・本文は原則として章、節、項、小見出しというタイトル構成をとっている。
・小平市の行政区域は、その前身の小平町、小平村の時代とほとんど変わっていない。そのため、時代を特定せず漠然と小平市全域を指す記述においては、多く「小平」という表現を用いている。
・小平市外の東京都内地名については、地名のあとにカッコを付しそこに何々市、何々町といった行政区分名を示し、東京都以外の場合は県名から記している。これはあくまで原則であり、この注記も章単位で初出のところに限っている。また、古老からの聞書きにもとづく地名については、その当時の大まかなニュアンスを示している場合もあり、たとえば「東村山」「秩父」と表記されていても「東村山市全域」「秩父市全域」を指しているものではない。
・本文で文章を他から引用している場合、ルビのつけかたや漢字表記において、たとえばルビの位置を原文のカッコ内表示からその字の横に、また旧漢字から常用漢字に、といった形で手を加えた場合がある。また必要に応じてあらたにルビをつけ加えた場合もあり、原文中あきらかな誤字や脱字は訂正して引用している。
・準拠する参考文献については、内容によっては本文中にカッコ入りで示した場合もあるが、巻末の注に章、節ごとにまとめて示した。
・作物名や民具についての方言名、地域名については、カタカナで表記したところもあるが、不自然でない限り一部漢字を充てた場合もある。
・町丁名は調査執筆時点の表記とした。住居表示の実施により変更がある町丁については変更後の表示としたが、一部について変更前の表記を用いた場合がある。
・数字は図表キャプションを除き、原則として漢数字とし、十、百、千、万の表記を用いている。
・本文や資料のなかに、今日から考えると人権尊重の立場から問題となる表現等がみられる場合があるが、当時の社会状況等を示す事実としてそのまま掲載している。これは、人権を守り、正しい歴史認識をうながす立場から行ったものであり、こうした趣旨をふまえたご利用をお願いしたい。
・温度表記で「度」と示しているのはセ氏を示している。
・長さの単位表記で、ミリメートルをミリ、センチメートルをセンチ、キロメートルをキロと略記した。同様に重さの表記でキログラムをキロと略した場合がある。
・単位表記に尺貫法を用いた場合がある。参考までに換算を示す。
 長さ・距離
  一寸=一〇分=三・〇cm
  一尺=一〇寸=三〇・三cm
  一間=六尺=一・八二m
  一丈=一〇尺=三・〇三m
  一町=六〇間=一〇九m
  一里=三六町=三・九三km
 面積
  一坪(歩)=六尺平方=三・三m2
  一畝=三〇坪=九九m2
  一反(段)=一〇畝=九・九a
  一町=一〇反=三〇〇〇坪=九九a
 重さ
  一匁=三・七五g
  一斤=一六〇匁=六〇〇g
  一貫=一〇〇〇匁=三・七五kg
 容積
  一升=一〇合=一・八リットル
  一斗=一〇升=一八リットル
  一石=一〇斗=一〇〇升=〇・一八キロリットル
・年号は原則として元号を用い、大正以前の場合は、カッコ内に西暦を示している。
・写真の説明については、祭りや行事は撮影年月日を西暦で示し、その他は年月を同様に示している。
・図と写真は章ごとに「図」として枝番号で通し番号をふり、表は別に「表」として同様に番号をつけている。
・固有名詞は原則として正式名称を用いたが、会社形態および小平市内の学校の設立形態は省略している。また高等学校は「高校」と、農業協同組合は「農協」と表記している。
・本編の資料提供者・協力者および執筆者等は、巻末に示している。