縁側

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 同家の縁側には内縁と外縁があった。西と北側の縁は内縁では外との境を雨戸で仕切り、家の中の空間と認識される。南に面する縁側は外縁で、これには雨戸は無く、雨戸は縁側とザシキの境の障子戸の外側に立てていた。外縁は外の空間と認識される。外縁の側の草屋根の庇(ひさし)はたっぷりと九十センチほどあって、雨が降りこむことはなかった。小平の古い家の縁の様式は外縁であったという。