つるきりから収穫へ

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 五月中旬に植付けると、十月から十一月までおいて霜が降りる前に取り入れる。さつまいもの収穫前の仕事はつる切りである。使う鎌は細身で片刃のクサカリガマである。図4-36に示しているように畝間の低い踏み道の筋にあたる部分のつるを鎌で切り離していく。一筋切り離したあとは、そのひと畝を飛び越えた筋を切り離す。つまり二畝ごとに切り離していく。つる切りは勢いをつけて地面の土もろとも切る感じでつるを切り離していく。その仕事は子どもであった彼の仕事だった。次にいもの茎からつるを切り離す。茎は抜き取らずに十センチくらい残して刈る。それがさつまいもを掘るときの目印になる。切り離したいものつるは丸めてひと畝超えた隣の畝間に寄せる。上から見ると、ひと畝おきにいものつるがまとまっている。さつまいも掘りは三本鍬を使う。いもを傷つけないように畝の脇を三本鍬でうなって、いもを掘りだした。
図4-36
図4-36
さつまいもの収穫準備