由緒来歴

497 ~ 498 / 881ページ

図6-3
日枝神社 小川町(2009.4.5)


 日枝神社は小川三叉路の西側、小平警察署上宿交番の裏手に鎮座し、小川町の自治会組織でいうところの一番組から四番組までを氏子区域とする神社である(図6-3)。祭神は大山咋命(おおやまくいのみこと)で、地域の鎮守として崇敬を受けている。由緒については、同社発行の由緒書によると次のとおりである(日枝神社発行「参拝のしおり 日枝神社(通称山王さま)」)。
 万治元年(一六五八)江戸麹町(現在の東京都千代田区永田町)の日枝神社の分祀として、神官山口大和守求馬が小川村開拓者小川九郎兵衛と協力して、現在の地より一〇〇メートル程西に日吉山王宮として祀りました。
 約一〇〇年後の宝暦元年(一七五一)八月、台風で社殿が大破したため同五年(一七五五)に現在の場所に再建遷座されました。
 明治元年(一八六八)九月、社号を日吉山王宮から日枝神社に改め今日に至っています。
 なお、現在の社殿は昭和二七年十一月に新築されたものです。