祭り

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 熊野宮の祭りは年間を通して数多くあるが、歳旦祭、初午祭、祈年祭、新嘗祭、大祓式は、神社役員と地域の代表者の参列のもと通常の神事のみが行われる祭りである。新嘗祭では農家の氏子が収穫物を神前に供える。祖霊社慰霊祭は、日清・日露・太平洋戦争で亡くなった氏子の慰霊祭で、遺族ならびに神社役員が参列している。
 熊野宮の例祭は毎年行われているが、これに合わせるかたちで氏子区域に神輿を出す神幸祭は隔年で行われている。渡御のルートは図6-5のとおり基本的に氏子区域全体を巡るルートとなっていて、区域ごとに御旅所(休憩所)が設置されて神事が執り行われる。神幸祭をしない年の場合でも、例祭の日には熊野宮から青梅街道までのあいだの参道を渡御するので、神輿そのものは毎年担がれる。
図6-5
図6-5
2010年神幸祭の神輿渡御順路(熊野宮発行のチラシより)