祭り

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 鈴木稲荷神社の祭りは、歳旦祭、祈年祭、例祭、新嘗祭といった、神社役員の参列のもとで神事を行う基本的なもののほかに、天王祭と神幸祭がある。
 天王祭は、鈴木稲荷神社の境内社の須賀神社の祭りで、四月十五日の祈年祭に合わせて行われる。これも神社役員の参列のみで、そのほかの行事は行われない。
 神幸祭は氏子区域に神輿を出す祭りで、例祭と合わせて行われる。例祭そのものは毎年行われ、この日の夕刻、境内で鈴木囃子の演奏と氏子有志による露店が出される。しかし、神幸祭は隔年開催である。渡御のルートは、図6-11のとおり、鈴木街道を往復するルートとなっている。ルートの所々に神酒所が設置されており、近所の人々が担ぎ手に神酒や料理を振る舞っている。神輿が神酒所に到着すると簡単な神事が執り行われ、しばらく休憩に入って歓談する。休憩中、神酒所に集まった人々は思い思いに太鼓を叩くので、太鼓の音が周囲に響き渡る。
図6-11
図6-11
2010年神幸祭の神輿渡御順路(鈴木稲荷神社配布のチラシより)