図7-2
結講150周年記念碑 青梅市御嶽神社境内(2010.12.28)
結講150周年記念碑 青梅市御嶽神社境内(2010.12.28)
代参は、だいたい多くのところで四月中に行っている。そして代参から戻ってきて数日後にお日待をしている。また、年末には御嶽山から御師(おし)がやってきて講員に御札を配っていく。各講には世話人になる家があり、これを講元と呼ぶ。自動車がなかった時代までは、御師は講元の家に泊まりながら、近隣の各講を祈祷して回っていたという。例えば、回田の御嶽講では、御師が十二月に講元の家にやってきて、講員から元旦祭の申し込みを受けて護摩(ごま)を焚く。それが終わると、翌日には回田のもう一軒の講元を回って行く。
代参先でいただいた御札には、各家で納めるもの、集落の境に立てるもの、小祠に納めるものがある。写真は、家の戸口に貼られたお札(図7-3)、小川一番組の境に立てられたお札(図7-4)である。
図7-3
戸口に貼られた御嶽山のお札 小川町(2010.4.12)
戸口に貼られた御嶽山のお札 小川町(2010.4.12)
図7-4
村境に立てられた御嶽山のお札 小川三叉路(2010.4.19)
村境に立てられた御嶽山のお札 小川三叉路(2010.4.19)